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振り返らずに

2009.7.1

7月に入りました。入院してからだいぶ経ちました。まだ、梅雨が続いています。

ついに心電図のモニターも外れました。これで寝返りも楽々です。
痒くて、夜中につい胸やお腹を掻きむしりそうになることも、もうないでしょう。
右腕の点滴用ルートも、抜いてもらうことができました。

残る管は、生命維持液と痛み止めの点滴が入る左腕だけです。
点滴はもうかれこれ2年ほど、抜いたり刺さったりの繰り返しですので、違和感はほとんど感じることなく寝返りも打てます。多少強く引っ張っても、抜けることもないし、長い針が血管の中でどうこうなることも、ありません。
いわば、命綱のような存在でしょうか。

とりあえず、生命の危機を乗り越えたので、ナースステーションから離れた大部屋に移ることをすすめられました。これまでは病院の方針で個室にいられたので、差額ベッド代は支払わなくても良かったのですが、今日からはそれが自己負担になるのです。
この部屋だと、1日2万円弱(正確な金額は病院名の特定に繋がりますので伏せさせて下さい)です。

これまでの私なら、大部屋に移ることはいとわなかったのですが、今回は個室に残ることにしました。
だって、経験上、周りの人が次々と良くなって退院するのをずっと見ていなくてはならないから、さすがに辛いのです。
それに。
食事がまずいだの、ほんの少しの採血で「痛い、痛い!へたくそ」と大きな声で文句を言ったり、ナースが来るのが遅いといちいちすごい剣幕で説教したりする患者の声を聞きたくないというのも、あります。
高級ホテルじゃああるまいし、病院に何をそんなに過剰に期待するのでしょうか。
ずっと年配の患者、あるいは、団塊世代の主婦層が特にわがままですが、恥ずかしくてこちらのほうが耳を塞ぎたくなりますし、目を覆いたくなります。
これが、戦後あるいは高度経済成長期の日本を支えて来た大和撫子だとは、とうてい思えません。
今の世の男性が、女性と結婚なんかしたくなくなるのも良くわかります。こんなわがままな女、私が男だったとしても絶対結婚しません。一口たりとも、飯を食わせてやりたいと思いません。食わせたところで、「お隣さんは○○なのに」とか、比較級で下位の扱いをされるに決まっているからです。(もちろん、立派な考えをお持ちの、淑女の方々もいらっしゃいますが、何故だか入院患者には少ないようです)

だから、個室でのんびりと過ごすことにしたのです。今の私には、ストレスが身体に一番悪いので。
…ごめんなさい、私けっこう前時代的な考え方をしてしまうところがあるので、読んで気に触る方はスルーして下さいね。


さて、キトクから脱した私は、早速回診のときに先生に尋ねました。
「先生、歩く練習をしてもよろしいでしょうか」
「ええ、このフロアの中の範囲でなら、結構ですよ。ああ、でもくれぐれも無理なさらないようにね。点滴の棒につかまりながら、ゆっくり。最初は20~30m程度に抑えて下さい。廊下にもあちこちにコールボタンがありますから、遠慮なく押して下さい。油断は禁物です」
「ありがとうございます」
「食事のほうは上手に摂れているようですが、お腹の調子はどうですか。お通じはありますか。痛みは?」
「はい、とてもおいしいです。お通じも、少量ですが毎日あります。昨日、真っ黒で、若干便器の水が赤く染まるような便が出ましたが、完全に固形だったので大丈夫だと思います。痛みは全くありません。お薬がよく効いています」
「そうですか。便に関しては、吐血の際にある程度は大腸のほうに流れていった血液もあるはずですからね、2~3日すれば普通便になると思いますよ。よく観察して、ナースに都度見てもらって下さい。
それとね、痛みを抑える点滴のほうなんですが、そろそろ貼り薬に移行しようと思っています。入院前は飲み薬でしたが、今後、飲み込むのも大変な状態に陥ったりしてもいいように、身体に貼るタイプの痛み止めです。今日の昼すぎから、点滴を減らして
パッチを少し貼って様子を見ていきましょうね」
「わかりました。助かります。」
「驚くほど良くなってきていますからね。すばらしいですよ。では、何かあればまたナースに伝えて下さい」
「はい。ありがとうございました」


そんなわけで、念願の廊下でのリハビリです。
トイレへの往復はすっかりできていましたが、長い距離を歩くには、まだまだ、足がガクガク震えています。点滴の支柱がなければ、前に進むのは少ししんどいかもしれません。

でも、私はいま前に進んでいます。

前に向かって歩いています。弱弱しくも、確かな前進です。



振り向くことなく、前だけを見て。






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あぁ

ここ2ヶ月程業務多忙であまり休めず
しんどいな~と思ってましたが
このブログを読んでると自分もまだまだだな~と思いますよ。

振り返らずに前へ前へ・・・

連休ですが前向きに出勤してきます(w

前へ前へ

そして未来へ!

No title

のんさん、お返事ありがとう。
日記の更新やお返事から、のんさんの体調は良いものだと思っていました。体調がすぐれないときは私への返事はいりませんからね。 
丁寧に質問などに答えてくれて、すごく嬉しく思いますが、体調が気になります。無理なさらないでください。息子さんの為、日記の更新とリハビリにパワーをそそいでくださいね。
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